歯科コラム

同じ歯科医師でも格差アリ?開業医と勤務医の違いとは

同じ歯科医師でも格差アリ?開業医と勤務医の違いとは

開業医というと、高収入というイメージがあるかもしれませんが、果たして本当にどの開業医も同じように多く収入を得ることが出来ているのでしょうか。開業医と勤務医、聞いたことはあるかもしれませんが、その違いとは具体的にどのようなことかご存知ですか?今、日本では歯科医師がとても増えていて、歯科医師になったからといって油断は出来ないようです。その人の働き方次第では、同じ歯科医でも大きな差が出てきてしまうようですね。では、その格差とはどのくらいのものなのか、人よりも多く収入を得るにはどうすればいいのかを解説していきましょう。

現在の日本の歯科医師の現状

現在の日本では、歯科医師がどんどん増加しています。そうなると、その職業の希少性は薄れてしまい、収入は減ってしまう傾向になりますよね。2004年から国は、そういったことを防ぐために、歯科医師国家試験の難易度を高めていこうとする動きを見せているようですが、すでに増えてしまった医師が減少するということはないでしょう。気になる歯科医師の収入ですが、民間の歯科医院に努める勤務医の場合、約450万円から800万円となっています。これらは、地域や、年齢、勤務する病院、技術の差などで変わってきてしまうようですが、非正規雇用の歯科医師ですと、約200万円から400万円と、ずいぶん低い収入になってしまいます。しかし、公立病院に勤務する歯科医師は公務員となりますので、それほど大きな差はみられず安定した収入と雇用が得られますが、いくら技術に長けていたとしても飛び抜けて良い収入を得られるということはありません。その点、開業医となると年収は1000万円を超える方が多く見られます。では、やはり開業することが歯科医師にとって収入を多く得る最大の方法なのでしょうか。

開業するということ

歯科医師は内科などの医師とは違い、大きな病院が少ないために、昔から開業する方が多く見られました。昔は、駅前のビルにどんと歯科医院を構えてしまえば、それだけで患者さんがやってくる時代だったのです。しかし、今では歯科医師が増えすぎてしまったために、歯科医院の数も当然、多くなっています。そうなると、当然競争が激しくなり、上手くいかなければ、せっかく開いた歯科医院も閉めざるを得ない状況になってしまいます。歯科医師としての腕やスキルがいくら高くても、経営のセンスがなければ成り立たっていきません。歯科医院を経営し、高収入を得ている歯科医師というのは、それらのことが備わり、なおかつ他の歯科医院との差別化を図ることに成功していると言えます。では、その差別化とはどのようなものなのだと思いますか?例えば、虫歯の治療だけではなく、審美歯科や、歯列矯正などの、健康かつ美しさを求める患者さんへ答えることが出来るということもあるでしょう。これらは、保険の効かない高額な治療となるために、この歯科医院でなければ嫌だ、この歯医者さんじゃなきゃ駄目だ、と「特別な存在になる」ということは特に大切になってきます。インプラントなどの特殊なスキルを持った歯科医師は、他の歯科医師に比べて、年収も高いでしょう。

収入を上げるには…

収入を上げるには…
上記でお伝えしたように、歯科口腔外科や、インプラントなどの特殊なスキルを持つ歯科医師は、開業医でなくとも他の歯科医師とは完全に差別化を図ることが可能です。それに、大きな病院に勤める場合でも、高額な年収が得られるのではないでしょうか。また、やはり歯科医師というのは接客業です。技術を磨くだけでなく、ご自身の個性に合わせた接客の方法を考えて、より多くの顧客を掴むことが最も重要なのです。一部の審美歯科医師は、年収が一億を超えているケースもあるそうです。他の歯科医院や歯科医師にはない、特殊な専門技術を持っていなければ、それは不可能でしょう。これだけ、格差の多い歯科医師ですが、二人に一人は1500万円を超える収入を得ているのです。開業医にしても、勤務医にしても、特殊な技術を得ることが重要といえるでしょう。そして、ただ、待っているだけではなく、一人でも多くの顧客を掴むために、患者さんへの接し方を工夫することが大切なのではないでしょうか。せっかく手にした技術が無駄にならないためにも、患者さんとのコミュニケーションを怠らないようにしましょう。

開業するにはどのくらいの資金が必要?

開業には多額の資金が必要となり、絶対に失敗は許されません。では、その資金というのは具体的にどのくらいの金額なのでしょうか。まずは、初期に必要なものとしては、医院を借りるために必要な費用で、続いて医院の外装や内装にかかる費用、広告費や材料、事務機器等の費用となります。そして、実際に運営していくとなると運営費ももちろん必要ですよね。もちろん場所や、広さなどで大きく異なってはきますが、おおよその目安として4500万円ほどの資金が必要となってくるでしょう。