歯科コラム

女性の歯科医師の活躍が目立ち始めている理由

女性の歯科医師の活躍が目立ち始めている理由

近年、女性歯科医師数が多くなってきました。
歯科医師になるために入学しなければいけない歯科大学でも女性生徒数が多くなっています。歯科医療の現場では女性が主体となっているところが多く、女性歯科医師の増加は予測できていたものです。女性が歯科医師として働くことのメリットや歯科医師独自の雇用形態などについても紹介していきます。

女性歯科医師増加の背景

女性歯科医師は平成に入ってから増え始めました。とは言っても昔から女性歯科医師はいましたが割合はさほどでもなかったです。
では、なぜ女性歯科医師が増えてきたのでしょうか。

■資格を取りたい
高校を卒業した後に普通の大学へ進学して就職するのに比べたら資格をとって一生モノの仕事を見つけた方が良いと考えている人が増えています。特に歯科医師という仕事は一度とってしまえば日本国内47都道府県どこでも診療ができます。歯科医師という資格を取ることで将来の選択肢にゆとりができます。

■社会的地位の確立
歯科医師は社会的地位が高い職業といえます。他には医師・弁護士・会計士・税理士・大学教授も社会的地位が高い職業です。一女性として社会的な見え方、一目置かれてみたいと言った考えがある人も少なからず存在します。

■自立心
歯科医師の免許があればどこでも開業できます。また、歯科医師は決して安い給料ではありません。女性でも開業するれば平均年収の10年分を1年で稼ぐことも容易です。生活力があれば自分一人でも生きていけることができます。結婚するかしないかわからないという人が増えてきている中で自立できる職業は数少ないです。

女性歯科医になるメリット

男性であれば力もち、体力があるから外科で鍛えられるなどありますが女性ではどうでしょうか。

■矯正治療の器具
矯正治療で使用するワイヤーや装置は歯科技工士が制作することもありますが、歯科大学病院の一部では担当歯科医が患者さんの矯正装置を制作することがあります。その時に手先の器用さが発揮されます。
実際に矯正歯科の学生実習でも男子学生よりも女子学生の方が手技が早く正確な装置を作っています。

■形成の丁寧さ
歯を削り型を作っていくときも男性より女性の方が綺麗に削れています。素早さも大事ですが、丁寧さの方が患者さんとしては嬉しいですよね。また終始声かけをしてくれる女性歯科医師もいて、歯医者に対するイメージを変えてくれます。

■子供に対する対応
小児歯科において女性の協力なしでは治療に入れないことも多々有ります。そんな時に女性歯科医師だと比較的すぐ我慢でき、治療に協力的になる子供がいます。また泣いている子供もあやせるので、そんな一面は女性歯科医にとって大きなメリットだと感じます。

■高齢者からの評判
高齢者の患者さんは基本優しい方が多いです。その中でもスタッフが男性より女性の方が高齢者の方が安心できることが多いです。

女性のライフスタイルは変わる

女性のライフスタイルは変わる
昔の時代であれば女性は家庭に入り、男性が働いてくるといいつけられていました。しかし、今は平成です。女性の生活スタイルもお菊変わってきています。

■働く自由
昔の考え方では女性が主婦として働き・男性が生活費を稼いでくるのが当たり前でしたが今では夫婦共働きの家庭の方が多くなりました。女性歯科医師も結婚してもすぐに主婦にはならず職場を継続して勤務している人が多いです。

■子供を作る自由
男女ともに身体の問題もありますが子供を作らないという家庭も珍しくありません。もちろん子供が欲しくてもできないという家庭もあります。今や子供がいなければいけないという時代ではなくなりました。歯科医として子供をどう育てていくか考えたくないという人は子供をあえて作らないことも可能です。

■別姓の自由
呼ばれ親しんだ名前から急に変らせたくないと夫婦で別姓を使うことも自由として認められています。

■口座が別
夫婦で同じ口座を使用するのではなく趣味や遊びで使う口座はまったく別に用意している夫婦もあります。
このように女性のライフスタイルは年々変貌してきているのです。
しかし、どうしても家庭に入らなければいけなくなる時があります。それが妊娠・出産です。このイベントだけは家庭に入りしばらく休職をしなければいけません。
では、その後の女性歯科医師はどのように生活していくのでしょうか。

母親としての働き方

女性歯科医師も母親になれば一度家庭に入り、子育ての時間を作らなくてはいけません。歯医者を続ける気のある女性歯科医師であればすぐに職場へ復帰しますが、早く復帰する理由は以下のものが考えられます。

■技術力低下防止
一番の理由はこれです。今まで5分で終わっていた処置もしばらく現場から離れてしまうと20分かかってしまうこともあります。卒業してから積み上げてきたスキルや技術を落とさないためにも早めに職場復帰をしたがる女性歯科医師は多いです。

■患者さんとの関係
患者さんの中でも産休に入り長期間診ることができていない人のことは少し心配になります。入れ歯の調子はどうだろうとか、歯周病は進行していないかと思い出せば出すほど早期に現場復帰をしたくなりますね。

■頼まれごと
この国では歯科医師の数は足りていますが、歯科医院における歯科医師の数は足りていないところが多いです。そのため大学時代の部活の先輩・後輩とのネットワークが重要になりますが、どうしても歯医者が足らないところは産休や育休中の女性歯科医に声をかけてくることが多いです。
他にも母となった女性歯科医師を悩ませるトラブルは何点かあります。それが子供の体調急変や保育園・幼稚園のイベントです。
そんな時に対応できるようにするために女性歯科医師は非常勤という働き方を選ぶ人が多いです。非常勤とは正社員ではないという意味です。日給制で給与が支払われるので慣れない職場復帰でも安心して働くことができます。
非常勤で出勤する曜日や時間帯を設定しておき、あらかじめ予定がわかっていればシフトを変えることも可能です。今後増えて行く非常勤という働き方を是非参考にしてみてください。